
普段は薬に頼らない生活を送っているけれど…。
いざ病気になったら、自然療法と医療、どちらを選んだらいいんだろう?
そんなお悩みを持つ方に向けて、自然療法と医療のどちらにも力を借りて、子どもの病気を乗り越える方法についてお伝えします。
軽い風邪症状は、自然療法でケアする
娘が体調をくずして、1週間学校を休み、家で過ごしました。
発熱、鼻水、せき、嘔吐、下痢などの症状。
自然療法について知ってからは、「症状を出し切ることが大事」と捉えて、無理をせずひたすら安静にしました。


少しでも気持ち良く休めるように、暑がる時は頭を冷やし、お腹が冷えているような時は、茹でたこんにゃくにタオルを巻いた湿布で、お腹や足の裏を温めたりしました。
いつもと違う。そう感じたら迷わず病院へ
家でゆっくり休んで少しは回復したものの、朝から晩まで熱が下がらず、食欲が落ちて肩で息をするようになりました。
血液の酸素濃度を測ってみると、ふだんより10%以上低くなっていました。
「いつもの風邪と違う。」
そう感じて、休日診療をしている大きな病院へ行き、そのまま入院になりました。


病院では、呼吸を楽にして酸素の数値を上げるために、点滴で大量の薬を体に入れました。
集中的な治療のかいがあり、1週間の入院で回復しました。
呼吸器は回復しましたが、肝臓に負担がかかっている血液検査の結果が出ていました。
大量の薬を肝臓で解毒したために、負担がかかったということでした。
家に戻ってからは、こんにゃく湿布を肝臓に当てて、疲れを取るように休みました。
自然療法と医療、どう選ぶ?




「なるべく薬に頼らない生活を送りたい。」
そう思って、元気な時に実践をしていても、いざ病気になった時に、どのタイミングで医療を受けるかというのは、悩ましいことだと思います。
今回の我が子の場合は、軽い風邪症状には自然療法、おうちで手に負えない疾患には医療、それが終わった後は自然療法で体を休める…というように、両方の力を借りて、病気を乗り越えました。
子どもが自分で病気を治す力を信じる
症状が軽いうちに病院に連れていけば、もっと早く回復していたかもしれません。
でも私は、「子どもが自分で病気を治す力」を信じています。
今回、家で対応できなくなってから病院を頼りました。症状が出て回復するまでに2週間かかりましたが、時間をかけて良かったと思っています。


おわりに
病院を出て久しぶりにでたお外は、虫や鳥の声が鳴り響いて、耳が痛いほどでした。
2週間で季節が変わったな。そう感じました。
そして、外の世界の色の鮮やかさ。
地面も平らではなく凸凹していて、娘はつまづいて何度も転びました。


退院して2週間たつ今も、学校の授業を早退して、身体を休める時間を取っています。
「いつ日常に戻れるんだろう?」
それは、娘を見ていれば、動きや態度で教えてくれると思います。
母も見守りで体力を消耗しました。娘と同じゆっくりペースで、少しずつ日常を取り戻していきたいと思っています。