ごみ拾いを協働事業に! 審査会で伝えたいこと

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市のまちづくりチャレンジ協働事業に応募しています

まちづくりチャレンジ協働事業とは?

市民活動団体からまちづくり事業のアイディアを提案し、市民と行政が協働でまちづくりに取り組む事業です。
募集ページはこちら https://eniwachienet.jp/information/article/11123.html

主な対象は
・営利目的ではない社会貢献的な事業で、行政と協働することで地域・社会課題の解決が図られるもの
・具体的な成果や効果が期待でき、広範囲の市民の受益となるもの

応募した理由

仲間と一緒に、時には一人で4年間続けたごみ拾い。シンプルだからこそ、子どもが小さくても、ハンディがあっても続けることができました。
市と協働することで、より広い市民に知ってもらい、楽しく継続的に取り組めるアクションとして広げたい思いと、市が抱える課題にも寄り添った厚みのある活動にしていきたいという思いで、応募しました。

応募の条件…3名のメンバーをどうしよう?

個人では応募できず、3名以上の団体にする必要があります。
応募を決める際、メンバーに声をかける際の大きな悩みは「団体メンバーには助成金から謝金を払えない」
つまり、助成金の他に売上げなどの収入がない場合は、無償ボランティアになってしまうということです。
一方で、外部協力者に、例えばチラシや撮影を依頼した場合は、謝金を払うことができます。

過去のごみ拾いリピーターさんや職場の仲間に、1人ずつ相談に行きました。すると、
「私、団体メンバーになるよ。副代表もやるよ。」
「謝金はいらない。自由に絵を描くのが好きなので、気ままにデザインの協力をする、で良いならメンバーOK」
「監査として、お金のチェックをする位ならOK」
と、4名の団体を作ることができました。

団体の規模を大きくすれば、発言力やできることが増すのかもしれません。
けれど、団体としては小規模で、外部とのネットワークを広げた方が、自由に動ける。
まちづくりの小さな芽が、自分たち以外にもたくさん生まれる方が、活気づく。
そう考え、組織の方向性も何となく決まっていきました。

仲間の善意に甘えるだけでなく、助成を受けながらも収入を得る道を探って、メンバーにもやりがいを持って参加してもらえる仕組み作りにも挑戦したいです。

団体の名前は、隣町の千歳で先に協働事業を進めていたお仲間に習い、
エコと町の名前をかけあわせた団体名にしました。

もうすぐ審査会

「ブルーサンタごみ拾いを通じたゼロカーボンアクションの普及啓発」の名称で、担当課に相談をして、スケジュールや役割分担の相談を重ね、応募しました。
担当の市民活動センターから書面が届き、担当課、審査員と私たち団体メンバーとが顔を合わせ審査会を行うこととなりました。

審査会に向けた作戦会議で


相方のEmiさんが、今年度から廃棄物に関する審議会委員になったので、市内のごみ関連施設を課の職員と見学する中で、担当課の人達が困っていることについて聞き出してきてくれました。

私は先日の「社会にイイコトをお仕事にする」セミナーで、審査員が納得する「成果」や「継続性」についての伝え方を学びました。

そこで改めて応募書類を見返すと、「自分たちが解決したいこと」の主張だけではなく、「資金提供者目線」で価値を提供する必要がもっとあるように感じました。

まちの課題として見えてきたこと

担当課との事前打ち合わせで、「ごみの埋め立て処分場は見たことがありますか?」「ごみ拾いで拾ったごみを、じっさいに処分されるまで見学するのはどうですか?」と提案を受けていました。

市民が、まだ使えるものを捨てていたり、何気なく捨てているものをリサイクルするのに、多くの人の手作業が必要なこと、危険もあること、処分場がこれ以上増やせないこと、などたくさんの課題があるようです。
課の仕事の範囲の広さ、人手の少なさと、その問題への市民の関心が薄いことも知ることができました。

審査会で伝えたいこと

  • 市の課題である、正しいごみ分別と、処理施設の実態を、多くの市民が知っている状態にすること
  • 多くの市民が、楽しく続けられるごみ拾いアクションを提供して、課題を知ってもらうこと
  • 助成金を活用したホームページで、その課題も含めた発信をして、閲覧した人からの反応や、人数なども具体的な成果として報告すること
  • 長期的な目標を、市の担当課、審査員の課題が解決された状態と一致させること

おわりに

市民団体として助成事業を申請するのは初めての試みとなります。
行政という違う立場の人目線で考える気付きを得て、審査会に臨むことができるのは良かったです。

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