私が勤めている子育て支援事業では今年、「農・暮らし・遊び」をテーマとして、「子どもが自ら育つ力を信じて見守る」ことを大切にした交流をしています。
また、事業を受託している労働者協同組合の中で、気候環境、小さな農についてのプロジェクトを進めています。北広島のシェアファーム・マイムさんで自然農を教わっているご縁で、学習会を企画しました。
- 子どもの心と身体をはぐくむには、どうしたら良い?
- 心を健康にする食事とは?
- 触れさせたいもの、触れさせたくないものは?
そんな疑問を持つ方にオススメの記事です。
こんな学習会でした

ファミサポ学習会『心と体をはぐくむ 食と暮らし ~健康的な子育てのヒント』
日時:2025年7月8日(火) 9:30-12:00(9:20受付開始)
会場:はなふるセンターハウス1F(南島松828-3)
参加費:無料 定員:30名(見守り託児あり)
内容:
9:30~ 学習会
11:15~ 畑の見学
12:00 終了
講師について
エコビレッジライフ体験塾 伊藤伸二さん
⼩学校・特別⽀援校の教員を経て、現在は福祉に携わりながら、農的暮らしを実践。
ご⾃分の経験をお話ししつつ、⾷や⼦育て情報とのつき合い⽅のヒントをお伝えいただきました。
健康的な子育てのヒント 一部を紹介


心と身体をはぐくむには?
「なぜ手洗いをするのだろう。」
「現在の人間のDNAは、初期の人類と変わっていない。なのに生活はどう変わったか。」「’わたし’は微生物でできている。」
「心はどこにあるのか。心臓?お腹?」
ふだんの生活では考えないような生態学的な視点からのお話でした。
心を健康にする食事とは?
「お腹をすかせて食べる」
「採れたものをすぐ食べる」
(他にも色々)
初期の人類が、どのように食べていたかを思い、太陽に合わせて土と共に暮らし食べることがヒントになりそうでした。
触れさせたいもの、触れさせたくないものは?
一緒に多くの時間を過ごす。
たくさんの人に触れる。
たくさんの生き物に触れる。
指1本で思い通りになるスマホには、極力触れない。
大人も子どもも、楽で便利なものについ手が伸びてしまいますが、
手のかかる不便なもの・こと、を経験する積み重ねが、暮らしをつくり、人をつくるのだなぁと感じました。
参加者の声
市内外から、11名が参加されました。アンケートでは11名全員から「満足」の声をいただきました。
- これまでこの地域になかった内容が聞けて、新たな風がふいているのを感じうれしくなり
ました。自然と人がこれから共存していくことはさらに重要になると感じているので、
こうした学習会が増えるとうれしいです! - 2025 年の子育て・農と暮らしの取組みを開催して下さり、とてもうれしいです。あり
がとうございます! - 子供が中学生と高校生で、スマホ脳、王様になってしまっているので、今からでも改善
できることをやっていきたいと思いました。何かありますか?時間の関係で聞けなか
ったところも聞きたいです。 - 子供を「適切に管理する」というフレーズが印象的でした。
- 孫育て世代ですが、孫育てに役立てたいです。
- 多くのことを学べて考えをリセットできました。
畑の見学
車を乗り合わせて移動すること3分。市内で借りている共同畑を見学しました。
「雨が降らず、作物が元気がないけれどどうしたら?」
「雑草をどの程度取り除いたら良い?」
「同じ種類の雑草ばかり生えるのはなぜ?」
参加者やスタッフからの質問に答えて下さいました。


おわりに
色んな生き物が体の中にいる。それも含めた「わたし」。
人も生き物も多様であるのがいい!
自分の子育てにも、今から意識できることが見つかりました。
今回、公的な事業の中で開催できたことで、普段は自然と共にある暮らしをなかなかできないと感じている方にも届いたことが良かったです。
次はどんな企画をしようかな♪