
子どもが突然手話に興味を持って。
図書館で手話の本を借りてきたんです。



子どもの言葉の発達がゆっくりで・・・。
手話を日常会話に取り入れたらどうだろう。



手話をテーマにしたドラマを観てから、気になって。
聞こえない世界ってどんな感じなの?
2024年7月29日(月)13:30-15:00の手話の会『しゅわしゅわタイム』には、こんな思いを持つ参加者がいらっしゃいました。
イベント概要


【しゅわしゅわタイム 恵庭市出前講座 子ども向け手話体験】
日 時:2024年7月29日(月) 13:30-15:00
会 場:もりのいえ(恵庭市恵央町14-4)
参加費:300円(お茶付き 未就学児無料)
対 象:どなたでも
定 員:10名
内 容:恵庭市出前講座~子ども向け手話体験~
・絵本読み『はらぺこあおむし』
・私の名前を手話で伝えよう


13名の方にご参加頂きました。
参加者は、大人5名、小学生6名、幼児2名、計13名でした。
恵庭市から派遣された、ろうの講師の方と、手話通訳の方がいらっしゃいました。
イベントの様子
私の名前を手話で伝えよう




子ども達は下の名前、大人は苗字を、一人一人手話で表しました。
「近い」「小さい」「掘る」「多い」「田」「林」「藤」など、漢字の持つ意味を、手話で表すので、「なるほど~」の声が多数。一通り教えてもらった後、「私の名前は〇〇といいます。よろしくお願いします。」と一人一人が復唱。お家に帰ってからも手話を使ってもらいたいので、繰り返すことを大切にしています。
手話の絵本読み






みんなのお家に絵本がある?みんな知っているあのお話を手話で読みました。
ろうの講師の方の、ダイナミックな手話と表情。特に食べ物を探して食べるシーンが来るたびに、子ども達も床に転がったり大笑いして、盛り上がりました。
絵本読みの後は、本の中に出てきた「曜日」と「くだもの」について解説しながら繰り返しやってみました。
聞こえない世界ってどんな感じ?
質問コーナーでは、参加者のこんな疑問に、ろうの講師の方が答えてくださいました。
- 手話の歌とかってあるんですか?
-
たくさんありますよ。でも私たちには、メロディーやリズムはわかりません。
歌詞を手話で表して、聞こえる人と一緒に歌をすることはあります。『もりのくまさん』『さんぽ』など、Youtube でもいっぱい出てきます。
- 最近、手話をテーマにしたドラマがけっこうありますよね。
-
私もドラマは観ますが、個人的な意見では少し違和感があります。
聞こえないのに、後ろから声をかけられて振り向くとか。
観ていて、あれ?って思うことが多いですね。
参加者の声
参加者からこんなメッセージを頂きました。



子ども達は家に帰ってからも、教えていただいた自己紹介や、絵本
に出てきた果物や食べ物の手話を、繰り返し練習していました。
その様子を見ると、参加して良かったなぁと思いました!
まとめ
手話の会『しゅわしゅわタイム』は、今回が3度目。会を重ねるごとに、参加者の年齢などを考慮して、より楽しめるよう工夫された内容になっています。
自分の名前や、読み慣れた絵本。子ども達も、これまでになく集中していました。
次回は秋休み。(恵庭市の小中学校には10月に秋休みがあるんです。講師の方もビックリ!)
好評だった、手話の絵本読みに加え、ビンゴなどを取り入れた楽しいゲームを予定しています。
お楽しみに!