子どもがゲームばかりで勉強をしなくなってしまった。ゲームを取りあげれば良いんだろうか?
小学校で得意だった算数が、今は赤点だ・・・。塾でも通わせれば、少しは良くなる?
成績表が出る時期は、この子の現実を突きつけられているようで、辛い。
つい頭をよぎってしまう、わが子の心配。
赤点に動じない、不登校の受験生を見守る心がまえを3つ紹介します。
子どもがゲームばかりで勉強をしなくなってしまった。ゲームを取りあげれば良いんだろうか?
答え
物を取りあげるよりも、子どもを理解するように務めたいです。
理由
後ろめたさを感じているのは子ども自身です。その上で、今はゲームに熱中しているところを、むりやり勉強をさせることはできません。
具体例
中1~中2の時は、週末の部活動にだけ行っていました。そこで刺激を受け、テスト前になると起きられる日が増え、自分なりの勉強をしていました。
朝起きられない、頭が痛い。身体が思うように動かず、辛い時期を過ごしているのです。
いつ勉強をするか、しないのか、子ども本人が決めていました。その結果がどうなるのかは、本人が痛感していると思います。
とは言っても・・・
中高生が不登校になる理由の1つは、「学業不振」だと聞きます。子どもにとって「受験」や「勉強」は、誰に言われなくてもプレッシャーがかかっている。その上で「行かない選択」をしているのです。
結論
物を取り上げるよりも、子どもを理解することに務めたいです。
小学校で得意だった算数が、今は赤点だ・・・。塾でも通わせれば、少しは良くなる?
答え
その答案、本当に赤点でしょうか? いいところ探しをすれば、必ず成長の種があります。
理由
もともと勉強が得意な子だったとしても、経験が豊富で物知りだったとしても、授業を受けなければ赤点になります。なぜなら、学校の授業はカリキュラムに沿っていて、子どもが教科書の内容を一通り理解しないとテストの点が取れないからです。
具体例
赤点と言われる答案。子どもが見せてくれたときは、客観的に眺めてみましょう。
問題を読んで、自分の言葉で答えているか。バツがついていても、考えかたの土壌は育っているか。
点数や○×では現れない部分に、ほめるところを沢山見つけることができます。
とは言っても・・・
赤点とは、落第点のことで、進級に必要な基準に満たない点数のことです。 基準は学校ごとに異なりますが「一律30点以下」「平均点の半分以下」などが挙げられます。(Google AIによる概要より引用)
テストの答案に、薄い筆圧で書かれた、自信のない文字。
そこに容赦のない赤いバッテンマーク。
子どもは答案を部屋に隠す。
面談の時など、担任から聞かされた日には、サーッと血の気が引く思いがします。
結論
子どもが頑張っていること、いいところ探しをすれば、必ず成長の種があります。
本人が前を向ける日が来たら、その時から勉強を始めれば、身につけられると思います。
成績表が出る時期は、この子の現実を突きつけられているようで、辛い。
答え
成績表は、この子の現実でしょうか? 大切なのは、今を過ごす日々。
理由
成績をつける人(先生)は、この子のことをどれだけ知っているでしょうか?
特に、不登校の場合は、ごく一面だけを見ているのではないでしょうか。
成績表は、「テストの点数」「課題の提出」「授業態度」を数値化した、他人からの評価の一つに過ぎません。
具体例
ふだんの子どもの様子を観察してみます。
蟻を卵から飼育し始めた。半年で全滅してしまった。
クリームコロッケが食べたくなった。動画で調べて、小麦粉から時間をかけて作った。家族全員に喜ばれた。
タイヤ交換を手伝ってくれた。草が伸びたら刈ってくれている。
学校の授業の進み方とずれていたとしても、本人なりに考えを持って、日々を過ごしています。
「自分は、同調圧力には屈しないよ。」
ある時こんな大人びた事を軽い調子で言ってくるのには驚きました。
とは言っても・・・
中3になると、学校からの話題は「進路」が中心です。
面談の時には、このようにハッパをかけられます。
「高校受験の面接では、欠席理由が問われますよ。
「お子さんが考えをしっかり持っていないと。」
不登校や起立性調節障がいであることは、罪を犯しているわけではないのですが、そう言われると、何か悪いことをしているような、肩身の狭いような心持ちになります。
結論
面談で成績表を突きつけられたとしても、成長しているプロセスを伝え続け、学校の先生にも長い目で見守ってくれるよう働きかけます。
子どもにとっての現実である「今」を認め、いっしょに分かち合うことで、光が見えてきます。
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おわりに
障がい児の子育てを通して、「できないこと」はどういうことか、その中に光はあるのか、を日々子どもから教えられてきました。
不登校の子どもと過ごす日々も、同じ心の持ちようで、穏やかに過ごすことができます。
この記事は、不登校を弱みと感じ、悩んでいるかたの支えになりたい思いで作りました。
その背景には、子どもの障がいを弱みだと思っていた自分が、小さな行動を続けて思いを発信することで世界が広がって「大丈夫」と強く思えた経験があります。
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