いっしょに学ぶ場をつくるには? -就学前-

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子ども時代の価値観

娘が入学する前の年(2022年)の秋、教育委員会から封筒が届き、特別支援学級に行くように勧められました。教育相談で出していた希望通りだったものの「うちの子はいいところがあるのに、なぜ他の誰かが決めるのだろう?」と思いました。思えば自分が小さい頃は、弟二人の面倒をみてと頼まれても、「お母さん、私のことお姉ちゃんって呼ばないで」と好きなように過ごしていた子どもだったのです。

困難と選択の瞬間

勉強会をしたいと思い、ママ友達10人に呼びかけると、「子どもの預け先がないから難しいかな」とのお返事。そこで私は小学校に手紙を書くことにしました。「1月15日にともに学ぶことについて勉強会をしたい、同じ町にそんな高校生がいるので呼びたい」と1枚の紙にして、スリッパを履いて冷たい廊下を歩き、校長室のドアをノックしました。
今伝えないと、助けてもらうことが当たり前の生活が6年続くのかもしれない、と思うと必死で、何を話したのか覚えていませんが、校長先生から「うちの学校でやりましょう。」と言ってもらえました。外に出ると雪の粒が当たって、汗がスーッと引いていきました。

希望を感じた結末

そして1月15日、娘と学校へ行くと、教頭先生がスリッパを30足並べてくれていました。娘の幼稚園からは8人の先生、職場の協力でオンラインがつながり、ママ友達や教育委員会の方がお家から参加してくれ、2023年1月18日北海道新聞 千歳・恵庭地域面に掲載頂きました。それ以来、病気や障害のある子と家族が、学ぶ場所を自分で決められる、それを後押しする活動を続けています。

(市民団体「どんなに障害が重くても地域の学校へ」2024年3月発行の会報誌に掲載の内容です)

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