- コミュニティラジオの良さってなんだろう?
- 音声で情報発信をするには、どんな方法があるの?
- 声とことばの表現で大切なことはなんだろう?
このような疑問を持つ方におすすめの記事です。
地域のコミュニティラジオ局のセミナーを受講しました
地域のコミュニティFM e-niwa(いーにわ)さんの『ラジオ番組づくりセミナー』
これまで、イベントのお知らせのため、番組に出演させて頂くうちに、「コミュニティラジオ」について知りたいと思い、受講しました。
コミュニティラジオの良さってなんだろう?
答え
- 地域密着、狭いエリアならではのつながり
- 情報の受発信
- 市民参加型のメディア
- 認可を受け、公共・公平性がある
- 行政と連携している
具体例
e-niwaさんには市民パーソナリティが70人ほどいらっしゃり、市民どうし、お仕事や学校区でつながっていることが良くあるそうです。
東日本大震災の時には、生活の情報を始め、リクエストのあった曲を流したり、心のケアの役割も担われました。
コミュニティFMは、市町村に基本1つで、阪神淡路大震災以降に急速に広がり、平時には地域情報の発信、災害時には正確な復旧の情報元としての役割を持っているとのことです。
ラジオの他にも、「シンプルラジオ」や「FM聴(てい)」というアプリを入れてスマホで聴くこともできます。
音声で情報発信をするには、どんな方法があるの?
最近、お知り合いの音声配信を聴く機会があり、どのようなものかリサーチをしてみました。
ポッドキャスト
(Google検索より)
ポッドキャストとは、インターネットを通じて配信される音声コンテンツや、その仕組みを指します。音声ファイルや動画ファイルを、スマートフォンやタブレット、パソコンなどのデバイスで聴くことができます。ラジオと異なり、放送局やプロの放送関係者による制作ではなく、個人やグループ単位で自由に制作できるのが特徴です。
この番組をされている三栗さんは、このような良さをあげられていました。
- 音声は、文字だけでは伝わりにくい、その人の雰囲気や感情なども伝えることができる
- 深夜ラジオのパーソナリティに親近感を感じるように、耳だけで聞くのは、意外と仲良くなる効果がある
スタンドエフエム
この音声配信をされているちえこんさんは、このような点が気に入られて、音声配信を始められたそうです。
- ライブ配信もできて、収録してから配信もできる
- youtubeみたいに公開しているので、アプリがなくても誰でも聞ける
このほかに、voicyやオーディオブックAudibleという音声メディアもあります。
声とことばの表現で大切なことはなんだろう?
発声、声出しのしくみ
身体は実は楽器で、声を出すときには特に「鼻腔(びこう)」「口腔(こうこう)」「肺」を意識して、音をここで「共鳴」させることで豊かな表現になるそうです。
発音は、母音が基本
「口の形」と「舌の位置」を意識して、きれいな母音を発音するために、「表情筋」や「口筋」をたくさん動かして柔らかい表情をつくるといいそうです。
声とことばの表現ピラミッド
〔表 現〕
↑
〔技 術〕
〔 発 音 〕
〔 発 声 〕
〔 呼 吸 〕
〔 開 放 〕
表現するためのベースになるのが「開放」。聞き慣れない概念です。
「開放」とは、不必要な緊張を取り除いた心と身体の状態。
声が、その人の心のありようを映し出すのも、この概念を知るとうなずけました。
コミュニティラジオの番組に市民が関わることはできる?
コミュニティFMは、市民がパーソナリティとして自主的に関わり、ラジオを通して地域の人どうしがつながることができるメディアです。
番組を企画し、市民が制作に関わることができます。
私の住む地域のコミュニティFMは、番組を持つことは無料でできます。市町村によっては有料であったり、スポンサーが付いていることが条件となることがあるそうです。
おわりに
ラジオは声と言葉と音楽で、夢を与える存在
セミナーの講師の方が、最初にこのように伝えてくださったのが印象的でした。
「地域密着」「情報の受発信」「市民参加型」「公共・公平」「行政と連携」
こんな特徴を持つコミュニティFMは、地域に根ざした活動を、地域の方に知っていただくのに向いているメディアだと思います。
そのことを念頭に、来春からの市民活動の発信について考えていきたいと思います。